私たちは愛犬と暮らす60代を走り始めた夫婦です。
築36年の木造一戸建ての家を、高齢化する犬と夫婦が暮らしやすい家にリノベーションすることに決めました。
複層ガラスで四季を過ごした感想
窓を選ぶにあたっては、わが家では
自宅の環境や欲しい機能を考慮して選ぶ。
という結論になりました。
その結果、複合サッシで複層ガラスの窓にしました。
実際に夏→秋→冬を過ごしてみての感想です。
夏
わが家は、夏は庭には思い切り日が当たりますが、日脚が短いため部屋の中は窓際から10数センチくらいしか日が当たりません。
日光による床の変色を防ぐため、余った壁紙を日が入る部分の床とクッションフロアの間に敷きこんでみました。
複層ガラスには遮熱や遮光効果は無いのですが、夏は日差しが部屋に差し込まないため遮光は問題ありませんでした。
遮熱に関しては複層ガラスの方が、単層ガラスよりも外の熱を伝えにくくはなっていますが、Low-eガラスは遮熱効果が高いため、より外の暑さを部屋に伝えにくくなります。
わが家は遮熱に関しては、カーテン、レースカーテン共に、遮光遮熱機能が付いているもので対応しました。
最近のレースカーテンは優秀で、日中も窓にレースのカーテンを引いてエアコンを入れることで特に不快感はありませんでした。
熱帯夜の日は一晩中エアコンを使いますが、厚手のカーテンを引くことで、断熱効果が高まり27℃設定で犬も人も不快感無く過ごせました。
秋
気温も下がり、エアコンも必要なくなる頃、窓を開けると気持ちのいい風が通り抜けます。
春と秋はどんな窓ガラスでもサッシでも、快適な気候ですね。
花粉症の人は春は窓を開けられないかもですが…。
冬
晩秋から柔らかくなった日差しが部屋の奥まで届くようになります。
ちょっと待て!
お日様が差し込んでいるのに部屋が暖かくないじゃないですか!
そっか、カーテンのせいだ。
カーテンを開けるとこんなに日差しがポカポカなのに
遮光遮熱カーテン越しだと、あまりお日様の恩恵を受けられていません。
カーテンの遮熱効果のお陰で、暖房で部屋を暖めた場合には、暖かな部屋の空気が外の冷たい空気で冷やされるのは防いでくれるのですが、お日様の熱も遮ってしまい、日光の恩恵を受けられないことが分かりました。
わが家の場合は真冬でも日差しがあれば10時~3時頃までは暖房は必要ありません。
部屋の温度は20℃には届きませんが15℃~17℃にはなるので、冬でもシャツ1枚で過ごしたいという人は別として、セーターなどを着れば寒いというほどではありません。
犬の散歩などで外に出るので、室内と屋外の寒暖差があまり大きいと、それで体調を崩しそうですしね。
というわけで、レースのカーテンのみ遮光遮熱効果のないものに変えました。
だいぶ違いますね。
レースのカーテンが無い方が暖かいですが、それだとお隣さんから部屋の中が丸見えになってしまいますからね。
ちなみにウェルシーさん、カーテンの向こう側に入って日向ぼっこをするのがお気に入りです。
冬に関しては、お日様の恩恵を最大限受けられるので、複層ガラスで良かったと思っています。
南面は窓が大きく、明かりと日差しが十分入るので、雨や雪の日以外は日中の照明も要らず経済的です。
Low-eガラスにすれば良かったかもと思う場所
複層ガラスとカーテンの使い分けで、十分快適になったわが家ですが、東側の出窓だけはLow-eガラスにすれば良かったかもと思っています。
東側なので朝日が入るのですが、これが夏が強烈なんです。
遮光遮熱効果のレースカーテンは優秀で、部屋は明るいのに日差しは遮り、明るい日陰のようになります。
それでも、Low-eガラスにしておけばさらに熱を遮断できたのではないかと思います。
一方冬は、太陽の位置の関係からか東の窓から朝日が入り込まず、南側の窓に日差しが入る9時頃まではお日様の恩恵を受けられません。
また、出窓なので雨戸が無く、外との寒暖差で複層ガラスであっても、結露が発生しました。
対策として窓(部屋側)に100均のプチプチを貼りました。
サッシの部分に多少結露は発生しましたが、マシになりました。
複層ガラス+プチプチで断熱効果もUPしているように思いますが、Low-eガラスにしておけば暖房で温まった部屋の温度がより冷めにくかったかも?
と思っています。
検証できないので何とも言えませんけどね。
まとめ|複層ガラスでほぼ満足
わが家は昭和の家なので、リノベーションをしたところで最近の高気密住宅、24時間換気というわけにはいきません。
また、そこまで求めていません。
日本の四季を感じられる生活で、暑さ寒さを緩和できればいいと思いますし、季節の風やお日様の恩恵も受けて生活したいと思っています。
機能とコスト、そして季節ごとに部屋が受ける特徴を考慮すると、複層ガラス+カーテンの機能性やプチプチなどで断熱性を高めるという工夫で今までより快適になりました。
暑さ寒さは人によって感じ方が違うので、家の間取りや日当たり具合と合わせて、どこに焦点を合わせたいか考えて窓を選ぶといいと思います。
ちなみに私は暑さより寒さの方が苦手です。
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